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もこもこ刺繍のやり方と100均で揃う材料!ニードルを使えば作り方は簡単!

もこもこ刺繍のやり方と100均で揃う材料!ニードルを使えば作り方は簡単!
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こんにちは!

もこもこ刺繍のやり方が簡単な「フリーステッチングニードル」という商品を知っていますか?

ペンに似た刺繍針を布に突き刺して進むだけで、簡単にかわいいモコモコ刺繍のワッペンやブローチが作れる刺繍道具です。

フリーステッチングの目盛3で刺したモコモコ刺繍

フリーステッチングニードルで突き刺した刺繍は、表面はミシン目のように、裏面はもこもこ刺繍になります。

フリーステッチングを刺した面

人気の高い「もこもこ刺繍」ですが、もこもこ刺繍をきれいに作るやり方やコツ、100均で揃う材料などの情報はまだまだ少ないです。

この記事では、もこもこ刺繍が簡単に作れる、フリーステッチングニードルのやり方やコツ、100均で揃う材料などを紹介します!

もこもこ刺繍の材料は100均でも揃う?

まずは、もこもこ刺繍を作る時に必要な材料から紹介します。

  • フリーステッチングニードル
  • 刺繍糸25番(通販でのまとめ買いがお得)
  • フリーステッチングスタンド(あれば刺しやすくなります)
  • フリーステッチングフープ(ニードル専用の刺繍枠である方が刺しやすい)
  • フリーステッチングで使える接着ボンド(糸抜け防止に使います)
  • 目の詰まっている生地(麻、ガーゼなどは不向き)

もこもこ刺繍を始める時には、フリーステッチングニードルがおすすめです。

ニードルを使うだけで、もこもこ刺繍は簡単に作れます。

ニードルを使ったもこもこ刺繍で使える刺繍糸は、「刺繍糸25番」です。

刺繍糸25番や、もこもこ刺繍に使える生地は100均でも買えます。

ほつれ防止の接着ボンドって何?必要なの?

と思うかもしれませんが、ニードルで作った刺繍はただ突き刺しているだけなので、縫って刺繍しているわけではありません。

だから、刺繍で使える接着ボンドでほつれ止めをしていない状態だと、糸を引っ張るだけで簡単に刺繍は抜けてなくなります。(※下の写真参照)

フリーステッチングの糸は引っ張るだけで抜ける

フリーステッチングで作りたい図案を刺繍した後は、必ずほつれ防止で接着して下さい!

100均でもこもこ刺繍の材料を揃えると、材料費の節約になります。

ただ、本番でTシャツや帽子に刺繍をしたり、モコモコのブローチを作って販売したりする場合は、100均の刺繍糸や接着剤はあまりおすすめではないです。

100均の刺繍糸と定番の安いDCMの刺繍糸を比べても、完成後の刺繍糸の毛羽立ち具合が全く違い、DCMの刺繍糸の方が毛羽立ちが少なく仕上がりも綺麗です。

近隣に手芸屋さんがない場合は、通販で刺繍糸25番が購入できます。

もこもこ刺繍で使える生地も通販で購入できます。

失敗の多い練習段階では100均の材料を使って、本番では質の良い刺繍糸25番を使うというやり方が、節約になっておすすめです。

ではでは、ニードルを使ったもこもこ刺繍のやり方を紹介していきます!

もこもこ刺繍のやり方!

もこもこ刺繍をやり始めるには、フリーステッチングニードルを準備します。

フリーステッチングニードルに刺繍糸を通します。

フリーステッチングニードルを購入すると、専用の長い糸通しと3本取りの刺繍針が付いています。

フリーステッチングの糸通し

糸は手芸屋さんにある刺繍糸25番を使います。

刺繍糸25番は、細い糸が6本束になって一本で販売されています。

刺繍糸6本取り

3本取りのフリーステッチングニードルの針を使う場合には、6本の糸から3本だけを抜いて束ねて使います。

刺繍糸の3本取り

6本取りと3本取りでは、刺繍糸の太さが全然違います。

刺繍糸3本取りと6本取り

フリーステッチングニードルの3本取りの針を使っているのに、6本取りの刺繍糸を通して刺繍をしていたりすると、やっぱりフリーステッチングは上手く出来ません。

布に突き刺しても糸が一緒にするりと抜けて失敗してしまいます。

もし、フリーステッチングニードルが上手く使えないと悩んでいる場合には、刺繍糸の太さが正しいのかの確認をしてみて下さい!

糸を分ける作業が面倒な場合は、買ってきた刺繍糸の6本取りをそのまま使える6本取りの針や、ニードルパンチのように毛糸でフリーステッチングが出来る極太針を使います。

フリーステッチングの極太針で使える毛糸は中細毛糸です。

100均で販売されている毛糸はほとんどが並太毛なので、100均の毛糸はほとんどが使えません!

糸の準備が出来たら、フリーステッチングニードルに針を固定して刺繍糸を通します。

まず、針に付いている1〜5段階の目盛に合わせて、フリーステッチングニードル専用の針をセットします。

1〜5段階の目盛の設定で刺繍糸で作るループの長さを決めるのですが、説明書きによると平均設定の目盛が3となっています。

ループを長くしたい場合には、3以上の目盛の位置で合わせます!

フリーステッチングの目盛

目盛に合わせて針をセットする時には、針先端の斜めにカットされて見える部分と、フリーステッチングの持ち手の部分にある出っ張り部分の位置が揃うようにします。

フリーステッチングの針の付け方

針と持ち手の位置がきっちりと揃ったら、緑の部分を回転させて針を締めて付けて固定させます。

これで、フリーステッチングニードルの専用針の取り付けは完了です。

続いて、当記事で使用したフリーステッチングニードルの3本取りの針に、3本取りした刺繍糸を通していきます。

フリーステッチングニードル専用の長い糸通しを使います。

針の先端から通して、持ち手の後ろまで突き抜けさせます。

フリーステッチングの糸の通し方

フリーステッチングニードルの持ち手の後ろに飛び出た糸通しに刺繍糸を通して、手前に引き抜けば針に糸が通ります。


フリーステッチングの糸通しに糸を通す


フリーステッチングに糸を通す


これで針に糸が通りましたが、フリーステッチングニードルは独特な糸通しの方法なので、針先端にある小さな穴にもう一度糸通しを通します。

フリーステッチングの針先の糸通し

突き抜けた糸通しの先に糸を通して、糸通しを手前に引き抜き抜くと、針先の穴に糸が通ります。

フリーステッチングの糸通しのやり方

これで、フリーステッチングニードルの刺繍糸通しの完了です。

フリーステッチングニードルは、使える針の種類が3種類あります。

どの太さの針を使った場合でも、専用の糸通しを使っての刺繍糸の通し方は同じです。

フリーステッチング専用針は3種類!
針の太さ使い道の例
フリーステッチングニードル(針先:3本取り)細かなステッチや文字を書く時に使いやすい。
フリーステッチングニードル(針先:6本取り)モコモコ刺繍や図案の中を埋める塗り絵のような刺繍で使いやすい。
フリーステッチングニードル(針先:極太)ニードルパンチのような超モコモコ刺繍が作れる。毛糸やリボンも使える。

どんな感じでフリーステッチングニードルがしたいのかを考えて、針を使い分けて刺繍を作っていきます。

▼3本取りはこちら

▼6本取りはこちら

▼極太はこちら

ニードルに刺繍糸を通せたら、もこもこ刺繍を作る生地を用意します。

フリーステッチングニードルで使う生地は、目が詰まっているものを使います。

ガーゼや麻素材などの生地を使うと、フリーステッチングニードルを刺して抜いた時に、刺繍糸も一緒に抜けてしまいます!

フリーステッチングニードルを使っての刺繍が失敗してしまう原因が、使っている生地にあることもよくあります!

100均でも手に入る生地でフリーステッチングニードルに向いているのはデニム生地です。

または、綿100%で目が詰まっていて少し厚みのある生地も相性が良いです

フリーステッチングで使える生地

もこもこ刺繍と相性のいい生地は、通販でまとめて購入すると安いです。

もこもこ刺繍は、最初は上手く作れないことが多いです。

なので、最初は生地に下書きはせずに、ニードルの針をプスプスと突き刺して練習してみるのがおすすめです。

もこもこ刺繍は、刺繍枠を使ったやり方が簡単です。

刺繍枠にもこもこ刺繍で使う生地を張ります。

この時に、ポンポンと跳ね返りがあるくらいにしっかりと布を張っている状態にします。

刺繍枠に生地をはる

生地をピンと張らないと、針を刺して抜く作業が上手くいきません。

刺繍枠に生地を固定したら、もこもこ刺繍を作っていきます。

生地に針を刺す時は、「フリーステッチングスタンド」があれば便利です。

スタンドがあれば、机に置いた状態で針を突き刺すことができるからです。

フリーステッチングスタンドの使い方

フリーステッチングスタンドは絶対に必要な道具ではありません。

でも、手で刺繍枠持ったままよりも、ラクにもこもこ刺繍が作れます。

もこもこ刺繍を作っていて、手が疲れると感じるならばぜひ使ってみて欲しい道具です!

ニードルでもこもこ刺繍をする時は、持ち手の部分にある出っ張り方向に進んで針を刺していきます。

進行方向を間違えると刺繍糸が上手く刺さりません!
フリーステッチングの進行方向の進み方

針のセッティングが間違っていると、針を刺す進行方向が合っていても上手く刺繍が出来ません。

針先端の斜めカット部分とフリーステッチングニードルの持ち手の出っ張り部分が合っているのかの確認も忘れずに!

まず、フリーステッチングニードルの針の根本まで突き刺します。

フリーステッチングを奥まで刺す

次に、生地のギリギリまで針を抜き取って、生地の上を滑らせるように次の場所を突き刺します。

フリーステッチングを生地ギリギリまで持ち上げる

突き刺したフリーステッチングニードルの針を抜いた時に、生地から離し過ぎてしまうと上手く刺繍が出来ません。

抜いた針先は生地の上に触れるくらいまでしか持ち上げないように注意します。

上記の方法で針を何度も突き刺しては抜いてを繰り返して進んでいくと、ミシンで縫ったかのようなステッチを刺繍することが出来ます。

フリーステッチングを刺した面

裏面は刺繍糸で短いループが出来ています。写真の長さのループだと、フリーステッチングニードルの針の目盛を3に合わせています。

フリーステッチングを刺した裏側

このループを密集させて刺すことでモコモコ刺繍が作れます。

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もこもこ刺繍の初心者さんは図形がおすすめ!

最初から凝った図案を作成してもなかなか上手くいかないと思ったので、星型をただ埋め尽くすという練習をしてみました。

フリーステッチングで刺したモコモコ刺繍の表面

すると、思ったよりも綺麗に刺繍が刺せなくて、刺繍糸が飛び出てしまうことも多々起こってしまいました。

初めてフリーステッチングニードルで刺繍をしてみて、最初の練習に向いているのは、「○△□」などの簡単な図形や、角が多い星型などが良いと感じました。

星型などの角が尖っている形は、表の面で見ると綺麗に刺せていても、モコモコの面を確認すると綺麗に星型にモコモコ感が出ていなかったりもします。

星型は、フリーステッチングニードルで作ったもこもこ刺繍の形を整えるコツを掴む練習にはピッタリだと思いました!

フリーステッチングで歪んだモコモコ刺繍の星型

モコモコ刺繍をする場合には、モコモコ面の埋まり具合や見え方を確認しながら針を突き刺すと、モコモコ感を綺麗に整えながら刺せます!

刺繍すら未経験の私でも、フリーステッチングニードルを使うとモコモコ感をしっかりと出すことが出来ました。

モコモコした円の図形や簡単なアルファベットくらいならば、少し練習すればコツを掴んで簡単に楽しめるようになれると思います。

フリーステッチングの目盛3で刺したモコモコ刺繍

フリーステッチングニードルでモコモコ刺繍をすることは簡単です。

だけど、スヌーピーなどの細かな図案通りに綺麗に形を整えたり顔を描いたりするには、かなりの練習が必要なのでは?と感じました。

もこもこ刺繍の糸抜け防止のやり方

フリーステッチングニードルで刺した刺繍糸は、生地に縫い付けているわけではなくてただ刺さっているだけです。

だから、刺繍糸の端を引っ張ると、プチプチと簡単に糸が抜けてしまいます。

フリーステッチングの糸は引っ張るだけで抜ける

フリーステッチングニードルで刺した糸が抜けないようにするには、背面から糸と生地を接着させる必要があります。

もこもこ刺繍の裏面処理で使うボンドの種類

フリーステッチングニードルで作ったもこもこ刺繍が抜けないようにするためには、フリーステッチングニードルで突き刺した糸の背面をボンドで固める必要があります。

この時に使う接着剤には、専用の「フリーステッチングボンド」も販売されています。

フリーステッチング専用ボンド

でも、実はこのボンドは通販でも手芸屋さんでもなかなか売っていません。

そこで、代用出来るものはないのかと調べてみると、デコパージュや布用ボンドを使っていたりしている方もいました。

もっともっと調べてみると、

フリーステッチングニードルを販売しているクロバー株式会社のHPでも、フリーステッチングニードルの背面処理の紹介で布用ボンドを使っていました。

クローバー株式会社のHPで紹介されているフリーステッチングニードルを使ったハンドメイドレシピで使われていたのは、洗濯も可能で水に強い布用強力ボンドでした。

もんち
もんち
容器の先端がヘラになっていて塗りやすくて、洗濯やドライクリーニングも出来ます!

もこもこ刺繍のほつれ防止の背面処理で使える布用強力ボンド「貼り仕事」は、バックが作れるくらいの強力なボンドです。

フリーステッチングのほつれ防止だけではなくて、よく洗濯するようなパンツの裾上げや、子供のお名前ワッペンの接着にも使いまわせる点も使い勝手がイイです。

もこもこ刺繍の糸抜けをボンドで固める方法

フリーステッチングニードルで作ったもこもこ刺繍の背面処理の方法は凄く簡単です。

まず、刺繍の裏側全体に布用強力ボンドを均等に塗り拡げて、アイロンがくっつかないシリコンペーパーを重ねます。

布用ボンドを縫ってシリコンペーパーを重ねる

アイロンを押し当てて10秒くらい圧着して、シリコンペーパーを剥がします。

布用ボンドが塗れていない部分がないのか確認をして、なければ1日置いてしっかりと完全に乾かします。(※ 完全に乾くには約24時間置いておく方が良いと紹介されています。)

フリーステッチングの背面をアイロンで接着する

引っ張るだけで解けていたフリーステッチングニードルの刺繍糸も、布用強力ボンドがしっかりと乾けば、生地をどんなにぐにゃぐにゃに曲げても引っ張っても解けなくなります。

フリーステッチングの糸が抜けない背面処理

以上が、フリーステッチングニードルでモコモコ刺繍とサテンステッチ(ミシンで縫ったようなライン刺繍)を刺した後にする、布用ボンドを使ったほつれ防止の裏処理の方法です。

もこもこ刺繍のやり方にはコツが必要!

ニードルを使ったもこもこ刺繍のやり方は、「とにかく簡単!」と紹介されていることが多いです。

でも、スヌーピーなどの人気キャラクターのもこもこ刺繍は、そう簡単には作れません。

何の練習もせずに複雑なイラスト図案でもこもこ刺繍を作ろうしても、よっぽど器用でない限りはこんな結果になると思います。

スヌーピーのモコモコ刺繍の失敗作

もこもこ刺繍のやり方は確かに簡単です。

でも、全くの刺繍の初心者さんが、何の練習もなしで最初から上手くは作れません。

もこもこ刺繍作りは、コツも必要だし、作品には上手い下手もしっかりと出ます。

ただ、上手い下手は置いておいて、誰でも簡単にモコモコの刺繍が作れることは確かだと感じました。

もう少し練習をして上達を感じた時に、再度スヌーピーに挑戦してみたいと思います!

ニードルを使えば、モコモコ刺繍だけではなくて、ミシンで縫ったかのような綺麗なラインもつくれます。

フリーステッチングを刺した面

これはこれで、また何かに使えそうですよね!

ニードルと毛糸で作るもこもこ刺繍キットもおすすめ!

フリーステッチングニードルは刺繍糸で作るもこもこ刺繍ですが、「パンチニードル」という細い毛糸を使って作るもこもこ刺繍もあります。

「パンチングニードル」の刺繍キットは、Amazonや楽天市場でもたくさん販売されています。

もしも、

刺繍糸よりももっとモコモコとした刺繍を作りたい!

と思うのならば、「フリーステッチングニードル」ではなく「パンチニードル」がおすすめです!

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まとめ

もこもこ刺繍のやり方は、専用のニードルを使えば簡単です。

刺繍の初心者さんでも、生地に針を突き刺すだけでもこもこ刺繍が作れます。

フリーステッチングの目盛3で刺したモコモコ刺繍

ただし、いきなり細かな図案で挑戦すると失敗してしまう可能性があるので、まずは直線や図形などのシンプルな図案から挑戦してみて下さい。

もこもこ刺繍は、刺繍糸や生地など、材料は100均で揃えられるものが多いです。

ただ、100均の刺繍糸と定番の安いDCMの刺繍糸を比べても、100均の刺繍糸の方が毛羽立ちなどが起こりやすいというデメリットがあります。

実際に使ってみて、DCMの刺繍糸の方が毛羽立ちが少なく仕上がりも綺麗だと感じました。

近隣に手芸屋さんがない場合でも、刺繍糸25番は通販で購入できます。

100均の刺繍糸で練習をして、本番はDCMの刺繍糸を使うなどすれば節約になるのでは?と感じました。

刺繍糸ではなくて、毛糸でもこもこを作る「パンチングニードル」もかわいいです。

こちらも、ぜひチェックしてみて下さい!

今日はここまで〜

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