こんにちは!もんちです・ω・)ノ
イラストを描くように刺繍が出来て、ワンポイント刺繍なども簡単に作ることが出来る「フランス刺繍」では、6本の細い木綿糸が束になっている25番刺繍糸をよく使います。
25番刺繍糸を使う場合には、6本の細い束から必要な本数の糸だけを抜き出して、ステッチの太さを調節した基本ステッチで縫い進められる使い方をすることが多いです。
そんな刺繍糸には、25番刺繍糸だけではなくて5番刺繍糸があったりもします。
まだ刺繍を始めたばかりで色んな種類の刺繍糸が並んでいると、どの刺繍糸を買えば良いのかが分からなくなってしまいます。
また、刺繍糸は手芸メーカーによって、刺繍糸1本の太さや刺繍糸の艶感や質感、水に濡れた時の色落ち具合も全部が微妙に違っています。
そこで当記事では、
- 刺繍糸の種類と選び方
- 刺繍糸のメーカーごとの特徴
- 刺繍糸の使い方
などをまとめました。
刺繍糸25番と5番の違いは?
フランス刺繍でワンポイント刺繍を作る時などによく使われている刺繍糸は25番刺繍糸で、手芸メーカーだけではなくて100均でも販売されています。
最近人気が高くなってきたフリーステッチングニードルで作る「もこもこ刺繍」も、この25番刺繍糸をよく使います。
刺繍糸には、5番刺繍糸やウール刺繍糸などの種類もあります。
フランス刺繍を始める場合には、25番刺繍糸さえあれば十分ではありますが、5番刺繍糸やウール刺繍糸などと何が違うのかも気になりますよね?
6本の細い木綿糸が束になっている刺繍糸が25番刺繍糸で、太い1本の木綿糸で出来た刺繍糸が5番刺繍糸です。
フランス刺繍でよく使われる刺繍糸は25番刺繍糸で、クロスステッチでよく使われる刺繍糸が5番刺繍糸です。
この他にも、艶がある木綿糸でカットワークなどによく使われるアブローダーや、セーターやニットに刺繍をする時によく使われる羊毛のウール刺繍糸などもあります。
でも、刺繍をこれから始めるスタート段階では、「フランス刺繍をする場合は25番の刺繍糸を買う!」と覚えておけば大丈夫です。
刺繍の初心者が始めに揃える必要のある道具は、【刺繍の初心者が最初に揃える必要がある道具!】で紹介しています。
100均ダイソーの刺繍糸25番の品質は?
100均ダイソーの刺繍糸25番と手芸メーカーの刺繍糸25番では、刺繍糸の艶感や質感、耐久性などに違いがあります。
DMCやOLYMPUSなどのメーカーの刺繍糸25番は糸の艶感が良いので、初心者でも刺繍の仕上がりが上手く見えます。
また、毛羽立ちが起こりにくい耐久性もあります。
と思いがちですが、100均と同じくらいのお値段で購入ができるお手頃な刺繍糸25番も沢山あります。
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刺繍糸25番のおすすめメーカーと色落ちの特徴
刺繍糸には様々なメーカーのものがありますが、「このメーカーだから絶対に色落ちはしない!」と保証が出来るメーカーはありません。
洗濯をすることがある手提げバッグや雨に塗れる可能性のあるものに、派手な色の刺繍糸で刺繍をする時には、刺繍糸が色落ちしにくいものなのかを確認しておいた方が良いです。
確認方法は簡単です。
- 白い布に色の濃い刺繍糸で○△□などの刺繍をする
- 濡らした綿棒の先で少し擦って色落ちがあるか確認する
この手順で刺繍糸の色が滲んでシミが広がっている状態であれば、その刺繍糸は水に塗れると色落ちするということになります。
刺繍糸には様々なメーカーがありますが、DMC、OLYMPUS、COSMOなど、通販だけではなくて実店舗での取り扱いも多いメーカーの方が便利です。
DMCの刺繍糸25番
もし、「今から刺繍を始める為に初めての材料を揃えている!」という場合には、まずは定番のDMCの刺繍糸を購入して刺繍を始めてみて下さい。
DMCの刺しゅう糸は100円以下からと、凄くお手頃な価格で購入が出来ますが、色がはっきりと濃く艶感があり、1本の糸も多メーカーと比べて太くなっています。
1本どりで刺繍をしてもしっかりと存在感が出せるので、吹き出し文字などの細かなステッチを刺繍する時にも、他メーカーと比べると初心者でも上手く刺すことが出来ます。
また、一本の糸が太く鮮やかで光沢があるという特徴があるので、刺繍を初めたばかりでも、完成品が何だか上手く刺繍が出来たような雰囲気になってくれます。
オリムパスの刺繍糸25番
オリムパスの刺しゅう糸は、日本の大手メーカーのオリムパス製絲の刺繍糸です。
DMCよりもポップな感じの明るい色が多く、発色も鮮やかという特徴があります。
オリムパスの刺繍糸はDMCよりも1本の糸が細くなっているので、1本どりで刺繍をした時の存在感はDMCよりも控えめになりますが、細かな刺繍が刺しやすくもなります。
また、「刺繍をした時の針の通りが重たいから疲れるな〜」と感じている場合に、糸が細いオリムパス刺繍糸を使うことで、針の通りが軽くなったと感じる方もいます。
OLYMPUSの刺繍糸は、DMCの刺しゅう糸よりもやや優しい主張になります。
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コスモの刺繍糸25番
コスモの刺しゅう糸は、光沢感が少なくマットな雰囲気なので、主張し過ぎない自然なカラーの刺繍を作ることが出来るという特徴があります。
多メーカーと同じく、蛍光色やポップなイメージのカラーもありますが、光沢感が少ないので少し落ち着いた印象になります。
ただ、コスモの刺繍糸は多メーカーと比べても糸が柔らかいです。
刺繍の失敗をした時に、糸を布から抜いて再利用をしようとしても、何だかゴワゴワの刺繍糸になってしまっています。
柔らかい糸は優しい雰囲気に仕上がるというメリットがありますが、刺繍を初めたばかりで失敗が多いうちは、取り敢えず避けていたいなと思いました。
アンカーの刺繍糸25番
アンカーの刺繍糸はドイツのメーカーです。
コスモの刺繍糸と同様に、刺繍糸に艶がなくマット地なので、主張し過ぎないナチュラルな雰囲気の刺繍が作れるという特徴があります。
ただ、洗濯をしたり突然の雨で水に濡れてしまうと、色落ちしてしまうというデメリットがあるので、実はまだ使用したことがありません。
アンカーの刺繍糸を使って刺繍をする時には、色の濃い色落ちが目立たない布や、洗濯をしないものへの刺繍がおすすめです。
頻繁に洗濯をしないといけない子供の布バックや白地の洋服などに刺繍をする場合には、色落ちしやすいアンカーの刺繍糸は避ける方が◎!
刺繍糸のカラーはメーカーごとに何百種類とあるので、違うメーカーの色を組み合わせて刺繍を作っている方もいます。
ただ、刺繍糸の艶感や発色はメーカーによって微妙に違うので、場合によっては作品の中で雰囲気が違ってしまい、一部分だけが浮いて見えてしまうこともあります。
刺繍糸25番の使い方と刺し始め方
各メーカーの25番刺繍糸は、6本の細い木綿糸が1本の束になっている状態の刺繍糸です。
25番刺繍糸を使ってフランス刺繍をする場合は、ステッチの太さによって1本どりや2本どりなど、6本の細い束の中から数本の刺繍糸を引き抜いて使います。
刺繍針に通して使う刺繍糸の本数によって、刺繍で作るステッチの太さが変わってきます。
なので、まずは自分が刺繍をしたい太さのステッチだと、刺繍糸を何本どりにすれば良いのかを考えます。
例えば、1本どりで刺繍をすると決まったとすれば、刺繍糸から1本だけを抜き取ります。
次に、フランス刺繍針の針穴に1本の刺繍糸を通して、片方は遊ばせておきます。
裁縫をする時のように、針に通した1本の糸を2本に重ねて玉留めをしたりはしません。
フランス刺繍をする場合には、遊ばせている片方のみで玉留めをして縫い始めますが、玉留めなしでもしっかりと刺繍糸が止まって縫い始めることが出来るやり方もあります。
「絶対に玉留めをしないといけない!」とか、「玉留めは汚く見えるからしない方がいい!」など、絶対にこっちにした方が良いという決まりはありません。
どちらか、好みの刺し始め方法でステッチを縫い始めれば大丈夫です。
刺繍糸の使い方や刺し始め方が分かれば、色んな基本ステッチを練習することが出来て、かばんや帽子などのワンポイント刺繍に挑戦したくなってきます。
練習段階では100均の刺繍糸でも十分ですが、本番となると艶感や質感の良い手芸メーカーの刺繍糸の方が絶対におすすめです。
今日はここまで〜
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